その他 整理収納メソッド

「片付けがめんどくさい」はアクション数の見直しで簡単解決!

2022年2月27日

こんにちは。

整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。

「片付けって面倒くさい」と思うことありませんか?

使った物を元の場所に戻す、その作業が面倒。

しかし、その「面倒くさい」が積み重なると、部屋が散らかってしまいます。

以前の私

  • 来客前など頑張って片付けても、その後すぐに散らかってしまう
  • 家族と暮らす家で、キレイな状態を維持するなんて無理じゃない?

こんな経験や考えから、片付けには終わりがないと感じていました

  • 片付けても、すぐに散らかってしまう
  • 家族が収納場所に物を戻せない
  • 片付けが面倒くさい

これらの原因は、アクション数(物を取り出す時にかかる手間)が多いことにあります

今回は、アクション数を意識して収納方法を決める大切さ、アクション数の少ない収納方法について紹介します!

具体的にどんな物の収納を見直すか、アクション数と使用頻度で分類するとこんなイメージです

アクション数と使用頻度からわかる収納の使い勝手

今回の記事はこんな方にオススメ

  • ラクに出し入れできる収納で、日々の「面倒くさい」を解消したい方
  • 片付けてもすぐにリバウンドしてしまう方
  • 片付けが苦手な方(子どもや家族)も片付けやすい収納を作りたい方

アクション数は、片付けステップの4番目、収納方法を考える時に参考にしていただきたい考え方です。

片付け6ステップ
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片付けはステップに沿って進めていけば挫折しにくく、リバウンドも防げます。

6ステップ全てやる自信がない方も、アクション数の見直しだけならすぐにできます!まずはアクション数の考え方を知って、よく使う物の収納方法を見直していただけたらと思います

アクション数が多い収納は片付けが面倒くさい

アクション数とは、物を取り出すまでの手間数

整理収納のアクション数とは、「収納から物を取り出すまでの手間数」のことです。

【例】引き出しからペンを出す

  • 引き出しを開ける
  • ペンを取り出す
  • 引き出しを閉める

この場合、アクション数は「3」

使い終わってペンを元に戻す時も、同じ数の手間がかかります

アクション数が多い収納は、取り出すのも戻すのもめんどくさい収納になるので注意が必要です

アクション数が少ない収納 2つのメリット

すぐに取り出せる

アクション数が少ない収納なら、ほしい物をすぐに取り出すことができます。

ラクに取り出せるのはもちろん、時間に余裕もできます。

  • 家や車の鍵がすぐに取り出せる→スムーズに出かけられる
  • 冷蔵庫内の食材や、キッチンツールがすぐに取り出せる→調理の時短

1つ1つにかかる時間の差は少しでも、1日に何度もあればまとまった時間になります。

収納方法を見直すだけで、身支度や家事の時短につながります

すぐに戻せるので、散らからない

すぐに取り出せる収納=使用後にすぐに戻せる収納です。

散らかった部屋

散らかった部屋=使用後に戻すのが面倒くさい物が、出しっぱなしになった状態

収納場所を決めても、そこに物が戻らなければ散らかってしまいます。

物を取り出す時にアクション数が「3」だったものは、戻す時のアクション数も「3」になります。

【例】使用後のペンを片付ける

  • 引き出しを開ける
  • ペンを入れる
  • 引き出しを閉める

アクション数は「3」

物を取り出す時には、「使いたい!」と強く思っています。

必要なので、少々面倒くさい収納でも頑張って取り出します。

しかし、用が済んで収納場所に戻す作業は、手間がかかると億劫になります

「戻すのが面倒くさい収納方法にはしない」が鉄則!戻すのが面倒と感じたらアクション数を見直します

アクション数が少ない収納は、片付けが苦手・面倒くさがりな方にオススメ

片付けが苦手な方には、少ない労力で片付けられる、アクション数が少ない収納をオススメします。

同じ収納ボックスでも、フタの有無でアクション数に違いが出ます。

アクション数比較

【フタ有り】アクション数「3」

  • フタを開ける
  • 物を取り出す
  • フタを閉める

【フタ無し】アクション数「1」

  • 物を取り出す

ここをチェック

片付けが苦手な家族がいる場合、使った後に物が収納場所に戻せているかを確認します。

戻せていない場合、アクション数を減らすと解決することが多い

アクション数が少ない収納方法3選

①立てる

ペンやハサミなど、ペン立てに立てておけば1アクションで取り出せます。

自立しない物は、倒れてしまうと上や手前にある他の物を動かして取り出すことになります。

立てる道具を使うことで、アクション数減。

手間がなく、すばやく取り出せます。

買って良かった「立てる」ツール

【100均で購入!マヨケチャホルダー】

以前は倒れて他の物に埋もれがちだったマヨネーズが、スムーズに取り出せるようになりました。

【充電まで1アクションで完了!掃除機スタンド】

山崎実業のコードレスクリーナースタンドは、立てて収納すると同時に充電ケーブルに繋がるすぐれものです!

>>【関連記事】壁の穴開け不要!山崎実業のコードレス掃除機スタンドなら1アクションで充電まで完了

②吊るす、かける

キッチンツール

引き出しに収納吊るして収納
アクション数31

わが家では、よく使う物ベスト3のキッチンツールを壁に吊るしています。

【mi-na家よく使うツールベスト3】

  • キッチンバサミ
  • フライパンの取手
  • 計量カップ

アクション数を減らした収納のメリットを感じるには、よく使う物を選ぶことがポイントです

詳しくはこちらの記事で書いているので、よかったら読んでみてください。

>>【関連記事】キッチンツール浮かせて収納

クローゼットの洋服

たたんで衣装ケースに収納ハンガーラックに吊るして収納
アクション数3+1(たたむ手間)1

たたむ手間も1アクションと考えると、ハンガーに吊るして収納することでアクション数は4分の1になります

③フタ無しの箱やカゴに入れる

箱やカゴに入れるだけの収納も、アクション数が少なくオススメです。

【これはNG】アクション数が多い収納

フタ付きの箱に入れる

中身が見えなくてスッキリ見せることができますが、フタを開ける手間アクションが必要になります

よく使う物の収納にはオススメしません。

引き出し、扉のある収納の中にフタ付き容器

引き出しの中に入っている物が、さらにフタ付きの容器に入っていると、アクション数が多くなります。

アクション数

  • 引き出しを開ける
  • 容器のフタを開ける
  • 物を取り出す
  • フタを閉める
  • 引き出しを閉める

アクション数:5

引き出しの中を仕切るために収納グッズを使うのはOKですが、フタが無いものを選び、無駄な手間がかからないようにします。

わが家の洗面台下収納は扉があるので、収納グッズはフタ無しです

扉がある収納にフタ無しの収納グッズを使った例

>>配管を避けて棚を作り、洗面台下収納をスッキリ片付ける方法

重ねる

重ねる収納

  • 箱に入れて積み上げる
  • 違う種類のお皿を何種類も重ねて収納する

上の物を動かさないと取り出せない下の物は、出し入れが特に面倒になります

食器の重なりを減らし、簡単にアクション数を減らすにはディッシュラックもオススメです。

ディッシュラックで食器の重なりを減らす

ディッシュラックについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。

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【ここにも注目】片手で取り出せる?

アクション数を減らすことと合わせて確認したいのが、「片手で取り出せるかどうか」です。

重ねた食器も、片手で取り出せるか、両手が必要かでアクション数に差が出ます。

【例】重ねて収納した食器

【片手で取り出せる場合】アクション数:3

  • 上の食器を片手で持ち上げる
  • 片手で取り出す
  • 持ち上げた食器を戻す

【両手でしか取り出せない場合】アクション数:5

  • 上の食器を持ち上げる
  • 持ち上げた食器を別の場所に置く
  • 両手で取り出す
  • 取り出した食器を置く
  • 別の場所に置いておいた食器を元に戻す

アクション数の見直しは「よく使う物」から

アクション数と使用頻度からわかる収納の使い勝手

アクション数を見直すポイント

  • 使用頻度が低い物でアクション数が少ない収納→汚れや見た目など、デメリットを感じるなら見直す
  • 使用頻度が低い物でアクション数が多い収納→見直す必要なし
  • 使用頻度が高い物でアクション数が少ない収納→使い勝手のいい理想の収納
  • 使用頻度が高い物でアクション数が多い収納→「面倒くさいの原因になる収納」←ここを見直す!

全ての物のアクション数を減らそうとすると部屋がゴチャゴチャになる!?

アクション数を減らすデメリット

アクション数を減らすことばかりを考えると、こんなことが起こります。

  • 部屋に出しっぱなしの物が増える→クローゼットや引き出しの中は物がなくスカスカなのに、部屋の中がゴチャゴチャ
  • 使用頻度の低い物が出しっぱなしになると、ホコリや汚れがつき、掃除など手入れが必要になる

使おうと思った時にホコリかぶっているような物は、あまり使用していない証拠です。汚れから守る、よい状態で保管するためにも、収納方法を見直します。

アクション数を減らす収納にはデメリットもあります。

まず見直すべきは「使用頻度が高い物で、アクション数が多い収納になっている場所」です

よく使う物を知るには、使用頻度で分類してみる

使用頻度による分類例

  • 毎日使う
  • 週に1回以上使う
  • 月に1回以上使う
  • 年に1~数回使う

毎日使う、月に1回程度使うなど、具体的にどれくらいの頻度で使用しているかで分類します。

分類できたら、使用頻度の高い物から優先してアクション数を減らした収納にしていきます

使用頻度の低い物は後回しでOK

よく使う物から見直して、毎日の生活をラクにする収納にしていきましょう!

まとめ:片付けが面倒くさいはアクション数の見直しで解決

  • アクション数は物を取り出すのにかかる手間数(取り出す時と同じ手間数が片付ける時にもかかります。アクション数が少ない収納にすると簡単に片付けられるので、散らかりにくくなります。)
  • アクション数が少ない収納:立てる、吊るす(かける)、フタ無しの箱・カゴに入れる
  • アクション数が多く取り出す手間がかかる収納:フタ付きの入れ物、引き出しや扉がある収納の中にフタ付き容器、重ねる収納
  • まず見直すべきは、使用頻度が高い物でアクション数が多い収納(家事の時短や、片付けのしやすさUPなど、見直せばすぐに日々の生活がラクになります)

最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、ごきげんな1日を~♪

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