こんにちは。整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。
片付けの全6ステップの最初にある「理想のイメージ」。
このステップをやる・やらないで、片付け作業が辛いものになるか、ワクワクするものになるかが変わってきます!!
具体的に言うと、「片付いたら〇〇がしたいから片付ける」の〇〇の部分を考えます。
「片付けたいから片付ける」が悪いわけではありませんが、よほどお片付けが好きな方でない限り、おそらくワクワクしませんよね。
作業前に理想をイメージして、片付けの目標(ゴール)を決めるだけでワクワクしてくるはず!
もちろん作業中のモチベーションアップにも繋がり、片付けがスムーズに進みます!
今回の記事はこんな方にオススメ
- ただ漠然と片付けたいと思っている方→理想をイメージすると作業が楽しくなります!
- 理想を考えるメリットを知りたい方
- 苦手な片付けを少しでも楽しくやりたい方
「理想なんて簡単に出てこないよ」という方のために、理想を見つける方法もご紹介します!
片付けに「ゴール」が必要な理由
「片付けること」がゴールになっている片付けは、ただただ辛い!
- なんとなくスッキリさせたい
- 今週末、時間があるから片付けようかな
以前は私もこんな気持ちで片付けを始めていました。
やる気満々で作業に取りかかったものの、途中で嫌になってしまい、中途半端な状態で終わってしまうことが多かったように思います。
片付けが続かない理由
「片付けること」自体がゴール(目標)になってしまっている
片付けは理想の生活を手に入れるためのあくまで手段
ポイント
片付け=理想の生活を手に入れるための手段
片付けてから叶えられることをゴールに設定する
片付けてから叶えられることをゴールに設定すると、片付けた後が楽しみになります。
片付け作業は、そのワクワクする理想を叶えるのための手段と考えましょう。
理想の例
- 部屋をキレイにしておしゃれなソファーを置きたい
- いつでも人を呼べる家にしたい
- 仕事や趣味に集中できる部屋にしたい
これらの理想のために片付けるんです!「片付いた状態のために片付ける」は辛すぎます
具体的に理想をイメージすることのメリット3つ
①モチベーションアップ~ワクワクする~
具体的に理想がイメージできるとワクワクします。
理想でモチベーションUP
- ここがキレイになったら、お気に入りの写真を飾ろう!
- 探しものをする時間がなくなって朝、早く家を出ることができたら職場近くのカフェでコーヒーが飲めるかも…
→理想をイメージするとモチベーションも上がります。
以前、知人が「引っ越しするってなれば必死になって片付けるんだけどなぁ」と話していました。
引っ越しもある意味ゴールです。
引っ越し作業がラクになるように物を整理しておこうとか、新しい家の雰囲気に合わないものは処分しようとか、ゴールがあるから頑張れます。
引っ越しの日までにやらなければ…と期日が決まっているのもありますが、何か目標に向かって片付けるという点では同じです
②「理想の生活にコレって必要?」整理する時の基準が明確になる
ゴールがきちんとイメージできていると、物を整理する時にも役立ちます。
たとえば「おしゃれなカップやソーサーでコーヒーが飲みたい」と思っているのに、食器棚にはノベルティのマグカップがたくさん。
整理して、本当に使いたい食器のみにすれば食器棚もスッキリ。
お気に入りのカップやソーサーが、より取り出しやすく収納できるかもしれません。
先にゴールを決めてから片付け作業をスタートすると、今の自分にとって必要なものかどうかの判断がつきやすくなります。
③ゴールが明確なら作業中に脱線しない
何を目指して片付けているかが明確になっていないと、途中で作業が脱線し思い描いていた理想の状態にならないことがあります。
先にゴールを明確にしておくことで、片付け終了後に得られる片付けの効果も実感しやすくなります。
【体験談】ゴールを明確にしていたから脱線せずに済んだ例
以前、私がキッチンツールが入っている引き出しの収納を見直した時のことです。
不満からゴールの決定
【不満】引き出しの中のものが多く、スムーズに取り出せない
【ゴール】よく使うキッチンツールを取り出しやすく収納し、調理をスムーズにする
まず持っているツールを全て出し、要る物と不要な物に分類しました。
次に使用頻度で分類し、グループをいくつか作りました。
さらに、特によく使う物だけをレンジフードに吊るせばさらに便利なのでは?と考え、「吊るす物」グループも作りました。
そして吊るすためのグッズを購入しようとインターネットで検索することに。
検索すると素敵なデザインの収納グッズがたくさん出てきて、先程作ったグループのことをすっかり忘れ、デザイン重視でグッズを選んでいました。
私の失敗
グループ分けした時に「吊るす」と決めていたツールは3つ⇒購入するのはフックは3つあればOK
しかし、デザイン重視で選んだものはフックが6つ
⇒「フックが6つあるから、選んだ3つ以外にもコレやアレも吊るせるかも…」といつの間にか吊るせるツールを選ぶ作業に変わってしまっていた
せっかく【ゴール】に向かって使用頻度で作ったグループがどんどん崩れている時に脱線していることに気づき、グッズ購入を思いとどまりました。
【ゴール】が「吊るして収納する」なら、まず吊るせるものと吊るせないもので分けて、このグッズを買って完成!でもよかったかもしれません。
しかし、この時の【ゴール】は、よく使う物が取り出しやすことでした。
せっかく使用頻度別に分類したのに、あまり使わない物まで吊るす方向に脱線していたことに気づけたのも、初めに【ゴール】を決めていたからです。
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理想・片付けのゴールを考える2つの方法
理想がすぐに見つかればいいのですが、初めのうちは考えてもなかなか出てきません。
まずは理想が見つかるきっかけを作っていきます。
①片付いた部屋でどんな生活がしたいか考えてみる
片付けた後の状態を想像して、その中でどんな生活がしたいかイメージしてみると見つかりやすいです。
とはいえ、片付いていない部屋にいる状態でそれをイメージするのはなかなか難しいです。
理想のイメージにオススメ
- 環境を変えてカフェなどで考えてみる
- SNSなどで自分好みのスッキリしたお部屋の写真を見て、片付いた部屋の状態をイメージしてみる
②【より簡単!】現状の不満を考えてみる
理想が出てくるとワクワクするのでオススメですが、それと同じくらい今、不満に思っていることが解消されるのも嬉しいはずです。
そして不満に思っていることなら、案外すぐに出てきます。
不満は裏返せば理想です。
まず不満を考えて、それがどうなったらいいか(←ここが理想)を考えると【ゴール】が決められます!
不満→理想の例
- 【不満】朝、洋服選びに時間がかかる→【理想】朝、短時間で服が決められるクローゼット
- 【不満】引き出しの中のものが取り出しにくい→【理想】ほしいものがすぐに取り出せる引き出し
まとめ:片付けは理想をイメージしてから始めるとワクワクするもの!
片付けはまず理想をイメージしてゴールを決めるところからスタート!
はじめに【ゴール】を決めてから作業にかかれば、分ける作業で迷うことも減り、作業もスムーズに進みます。
整理・収納の全ての段階で【ゴール】を意識できていれば、作業が脱線してしまうこともなくなります。
はじめに理想をイメージするとワクワクするので片付けが苦手という方にこそオススメです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、ごきげんな一日を~♪