こんにちは。
整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。
食器棚のよくある悩み
- 奥の食器が取り出しにくい
- 重ねて収納した下の食器が取り出しにくい
- 来客用など、普段は使わない食器の収納方法がわからない
毎日使う食器棚に、こんな悩みはありませんか?
食器の収納方法を見直すことで、毎日の家事もグンとラクになります!
ポイントはよく使う食器を取り出しやすくすること!
当たり前のようですが、これがなかなか難しいです。
今回は簡単にできる、食器収納のポイントを紹介します!
今回の記事がオススメの方
- 取り出しやすく食器を収納したい方
- 大皿など、重ねた皿が取り出しにくいと感じている方
- 簡単に食器棚の収納力をアップさせたいと思っている方
今回の食器棚収納でも実践している片付けのステップについては、別のページで詳しく説明しています。
>>【片付け苦手さん必見】順番にやれば失敗しない 片付け全6ステップ公開!
取り出しやすい食器棚に欠かせない3つのポイント
食器棚収納3つのポイント
①高さ(食器を置く場所の高さ)
手を伸ばせば取れるのか、それとも踏み台が必要なのか…高さは使いやすさに大きく影響します
②空間
棚の高さいっぱいまで食器を積み上げると、取り出しにくくなります
③並べ方
手前の物を動かすことなく、取り出せる並べ方にすることが重要です
こんな食器は不要かも…最初に確認したい3つの特徴
収納場所を1から考えていくためにも、まずは食器棚から食器を全て出します。
この時に、以下のような食器がないか確認します。
① 割れている・かけている・ヒビが入っている→危ないので速攻、処分!!
迷わず処分したい食器
- 割れている食器
- かけている食器
- ヒビが入っている食器
これらは危ないので、速攻処分してください!使っている時、洗っている時にケガをしたら大変です。
過去の経験
以前、実家に帰省して皿洗いをしている時に、かけている食器がありました。
母は、かけているとわかっているので、気をつけて洗っているのだと思います。
しかし、かけていることを知らない私や、弟のお嫁さんが洗うことを思うと怖くなります。
ケガの原因になるものは速攻、処分です!
② 1年以上使っていない食器
おせち料理の時の食器など、特定のシーンでしか使わないものも、1年に1度は出番があると思います
つまり1年以上使っていないものは、今後も使う可能性が低いものです。
よく使う食器を取り出しやすく収納するためにも、使わない食器は手放します。
③ 家族の人数以上の枚数がある食器→使っていない分は場所を移動
5枚セットなどで売られている食器も、使用する人数に合わせて枚数を見直します。
無理に手放さなくてもいいので、普段使う枚数以外を別の場所に移動します。食器棚にゆとりができると、よく使う食器が取り出しやすくなります
使っていない食器はどこへ?
- 食器棚の1番上の段
- シンク下や吊戸棚など食器棚以外の場所
普段は使わない予備の食器は、取り出しにくい場所でOK。
ただし、現在使用している食器が割れた時にすぐ使えるよう、キッチンに収納します(納戸などにしまい込むのはNG)
【脱セット購入】定番シリーズがあるお店で、必要な枚数だけ買う
セットで購入するのではなく、1枚ずつ、いつでも買い足せるお店で食器を購入するのもオススメです。
わが家の食器
- ニトリ
- 無印良品
二人暮らしなので、普段使いの食器は2枚ずつ
シンプルな白いお皿は乗せる物を選ばず、さまざまな料理に使い回せて便利です。
万が一、割れた場合も1枚だけ追加で買うことができます。
【3つのポイントその①】「高さ」は中→下→上段の順に収納
使用頻度別に分類して、使用頻度の高いものから収納
収納場所の高さと使いやすさ
最も使いやすいのが中段、一番使いにくいのは上段
- 中段:腰~目線くらいまでの高さ
- 下段:腰より下の位置
- 上段:目線より上の高さ
この中→下→上の順に使用頻度の高いものを収納していきます。
使いやすい収納の高さは、食器棚に限らず、他の収納スペースにも共通です
特に上段は、場合によってはふみ台に乗る必要があるため、使用頻度が高いものを入れるのはNGです。
棚の高さ別、入れる食器例
- 中段(腰から目線くらいまでの高さ)には、毎日使う食器を
- 次に使用頻度の高い食器は下段へ(重めの大皿などもオススメ)
- 使用頻度の一番低い食器は上段へ(来客用、季節の食器など)
【ピンチ!】中段が調理家電置き場のレンジボード
1番使いやすい高さ=中段ですが、レンジボードの場合、中段は調理家電を置くスペースになっています。
うちは下段をパントリーとして使用しているため、食器は上のスペースに収納しています。
上の2段は目線より上になってしまいますが、台に乗らずに取り出せる部分に、よく使う食器を下から順に収納しています。
高さとしては、私の身長の場合、一番上の棚も手前にある食器は台に乗らなくても取り出せます。
上の方の棚に置くものは、取っ手がある物は、取っ手を手前に向けて置いています。こうすることで台を使うことはほとんどありません。
棚板が移動できるタイプであれば、棚の高さを変えて、少しでも使いやすい高さを増やします。
ポイント
棚板が移動できるなら、一番上の板を下げて取り出しやすくする
来客用食器は数も見直す!フルセットで持つ必要ある?
確認するポイント
- そもそも来客はある?
- 一度の来客の最大人数は?
数年前まで、わが家には来客用のお茶碗やカップとソーサーが5客ずづありました。
実家にあった食器で、結婚時に母が持たせてくれたものです。
しかし実家とは異なり、私の家はほぼ来客なし。
ダイニングテーブルの椅子も4脚しかありません。
5客の食器が、一度に必要になることはないため、必要な数だけ残して手放しました
高さと合わせて位置も見直し!他のキッチンアイテムとのアクセスをよくして調理を時短
【例1】炊飯器の上の棚にご飯の保存容器
これはわが家の食器棚です。
炊飯器の真上のスペースにご飯の保存容器を収納しています。
朝にまとめて炊き、冷蔵庫や冷凍庫に入れる事が多いので、ここに収納するとアクセス抜群でした
【例2】毎日使うお皿は、調理スペースに近い側に収納
うちの食器棚は引き戸タイプで、一度に左右どちらかの扉しか開きません。
引き戸タイプ
毎日使うお皿は、キッチンの調理スペースに近い側にまとめて収納(よく使う食器コーナーを作る)
↓
調理中は、よく使う食器コーナー側を開けたままにしておく→扉を開閉する手間が省ける!
使用頻度の高い順に、食器を①~④に収納しています。
普段は①部分の食器のみで事足りることがほとんどです。
【3つのポイントその②】「並べ方」3つの収納パターン
1:グラスなどにオススメ「奥並べ」
グラスなど重ねられないもので、同じ種類のものを並べる時には、手前から奥に一直線に並べる「奥並べ」が便利です。
下図の左側が奥並べで並べたものです。
右側の並べ方だと手前のものを動かさないと、取れない食器がある
奥並べならどの種類の食器もすぐに取り出すことができる
2: お椀やコップなど、深さのあるものは「引き出し」を活用
引き出し収納がオススメ
- お椀やコップなど深さのある食器→引き出しに伏せて収納
- 小皿など小さい食器(上から全て見えるので、小さいものも探しやすい)
わが家では引き出しの一部を、お弁当グッズスペースにしています。
その他の部分は、保存袋や輪ゴムなど細々したものを入れています。
3: 同じタイミングで使うものは「まとめて並べる」
まとめて収納の例
- お弁当グッズ(お弁当箱、シリコンカップ、ピックなど)
- コーヒーグッズ(コーヒードリッパー、サーバー、フィルター、カップなど)
まとめて収納のメリット
- 同じタイミングで使用するものをまとめて取り出せる
- 取り出す時に開ける扉(引き出し)が1つで済む
まとめる物が多い場合、取っ手付きのカゴなどにまとめて収納しておけば、数が多くても一度に全て取り出すことができます。
【3つのポイントその③】「空間」は食器の上に手が入るかチェック!目指すは8割収納
手が入れば、奥の食器もラクに取り出せる
食器棚の収納で大切なのが、棚の高さいっぱいまで食器を積み上げないことです
食器の上に手が入るスペースがあれば、種類の違うものが奥にあった場合でも、手前の食器を動かすことなく取り出せます。
ポイント
使用頻度が同じくらいの物を奥と手前に置く場合
- 手前に背の低いもの
- 奥に高さのあるもの
を置きます。
こうすることで、奥の食器も手前の皿の上部空間から手を入れて取り出せます。
【種類が違う重ねた食器】棚の中で持ち上げられるスペースを作る
種類が異なる同じくらいの大きさのお皿を重ねる場合も、食器の上の空間に手が入る余裕があれば、上の食器を持ち上げるだけで下の食器が取り出せます。
【持ち上げるスペースがない場合】一度全てのお皿を取り出し、別の場所に置き、さらに上のお皿を動かして下のお皿を取ることになります。
【注意】重ねる場合は2種類まで!
種類が違う食器を重ねる場合は2種類までにします。
3種類以上になると、ズレて持ち上げにくい等の理由で、持ち上げた皿をどこかに置いて取り出す手間が発生。一番下のお皿を使うのが億劫になります。
棚を追加するより簡単!ディッシュラックで収納力・取り出しやすさUP
食器棚の悩み
食器を取り出しやすくしたい
↓
できるだけ重ねずに収納したい
しかし棚を増やすのは大変!
取り出しやすくするために、できるだけ食器を重ねず収納したいですが、棚を増やすのは大変です。
棚板を追加するより簡単に収納力・取り出しやすさをUPさせるには、ディッシュラックがオススメです!
「置く」「吊り下げる」どちらもできる便利なディッシュラック
【ディッシュラック導入前】
【ディッシュラック導入後】
ディッシュラックを使って、重なる皿が3→2種類になりました。
導入前と比べると、取り出す時のストレスは激減です。
置くタイプのディッシュラックもいいですが、棚に引っ掛けて吊るせるタイプもあります。
私が使っているのは「置く」「吊り下げる」どちらもできるタイプで、置く場所・置きたい食器によって使い分けられるので便利です!
吊るすタイプのメリット
ディッシュラックの下に、ディッシュラックの脚がこない!
下に置くもの(←重いお皿がオススメ)がディッシュラックの脚の幅で制限されない
下に置きたいお皿が大きい場合や、複数の場合、ディッシュラックの脚の幅を気にせずに置くことができます
ちなみに、山崎実業さんのディッシュラックも吊るしても使えるタイプです。
ですが、吊リ下げるタイプとして使うと、7ミリほどの板の溝に取り出す時に食器が引っかかってしまいました。
ほんの少し持ち上げればスムーズに取り出せるのですが、アーネストさんのならその必要がないので、吊り下げる時はアーネストを使用しています。
【購入時に注意】吊るす場合は棚板の厚みも忘れずに計測
吊り下げても使えるのでとても便利ですが、購入時に1つだけ失敗したのが「食器棚の棚板の厚みを考えていなかったこと」です。
ディッシュラックの脚の高さだけを見て、収納したいものが入ると思っていたのですが、実際には脚の高さ-棚板の厚さ=収納できるスペースになります。
棚板の厚みも計測し、収納したいものが入るか確認してから購入してください。
まとめ:使いやすい食器棚のポイント
- 食器の使用頻度の高い順に、中→下→上段の順に収納
- 並べ方を工夫し、少ない手間で取り出す(奥並べや引き出しの利用。同じタイミングで使うものは、1箇所にまとめて収納すれば扉や引き出しを開ける手間が減り、楽に取り出せます)
- 空間に余裕を持たせて収納する(手が入るスペース、食器を持ち上げられる上部の空間があると取り出しやすくなります)
- ディッシュラックを使えば、棚を増やすより簡単に収納力、取り出しやすさUP
毎日使うスペースなので、出し入れしやすくなると本当に快適です!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、ごきげんな1日を~♪