こんにちは。整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。
「家の中全て片付けたいけど、どこから手をつけていいかわからない」と言う方がいらっしゃいます。
今回は挫折しにくい、片付け場所選びのポイントをお伝えします!
家一軒まるごとお片付けしたい方にこそ、まずは片付けやすい場所で作業に慣れることをオススメします!
今回の記事はこんな方にオススメ
- 片付けたいけど、どこから手をつけていいかわからない
- 片付けに自信がない
- 過去に片付けようとして挫折したことがある
mi-naはこんな人
- 整理収納アドバイザー
- 片付けを通じて、時間・ゆとり・新たな出会いなど多くのものを得た経験から、誰かの役に立ちたいとブログを開設した人
私も以前は片付けに悩んでいました(Before→Afterに過去の惨状を載せています)こんな私だからこそ苦手な方でも片付けられるよう要点を絞って解説します!
靴箱⇒靴の脱ぎ履き、洗面所⇒洗濯・脱衣・歯磨きなど 特定の行動で利用する場所は片付けやすい
ポイントは、2つあります。
片付けやすい場所選びのポイント
- 何をするか(行動)がはっきり決まっている場所である
- その行動の種類が少ない場所である
片付けやすい理由1:収納するものがわかりやすい
靴箱であれば靴や靴のお手入れグッズが。
洗面所であれば洗剤や歯ブラシやシャンプーのストックなどが収納されていると思います。
収納場所を決める時に重要なのが「使っているものを使う場所に収納すること」です。
その場所での行動が特定されている場所ほど、収納するものが選びやすくなります。
靴箱であれば靴の脱ぎ履き、洗面所であれば洗濯や歯磨き、お風呂に入る時に使用する場所になります。
ポイント
- その場所での行動で使用するもの→収納してOK
- それ以外のもの→使用する場所の近くの収納スペースに移動
当たり前のようですが、以前、私が洗面台下を整理した時に出てきたものです。
洗面台下収納から出てきたもの
- クイックルワイパーのシート(クイックルワイパー本体はリビングにあり)
- 使用していないダンベルのおもり
- 車の芳香剤
洗面所で使っていないものが入っていることが、スムーズにものが取り出せない1つの原因になっていました。
片付けやすい理由2:その場所でする行動が少ないほど、少ない分類で収納が完成する
そして2つ目のポイントはその場所でする行動が少ない場所を選ぶことです。
行動の種類が少ない⇒整理する時の分類が簡単になります
洗面所に収納するものが決まったら、同じタイミングで使うものや、カテゴリーごとに分類し、取り出したいものがすぐに取り出せるようにします。
分類するために洗面所でやっていることを考えてみます。
洗面所でやっていること
- 朝の洗顔、身支度
- 洗濯
- お風呂に入る
洗濯セット、お風呂用品など使用するタイミングで分類した場合もグループが多くなりすぎず分類分けも簡単です。
洗面台下収納についてはこちらで詳しく書いています。
-
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靴箱収納の場合、「靴を履く」行動はみんな同じなので、使用する人別に分類します。
4人家族なら使用する人ごとに分けると、4つのグループができます。
収納する時に靴箱のスペースを4つに区切り、各グループごとに収納して完成です。
まずは片付けやすい場所からはじめて達成感を
片付けの手順は場所・ものが変わっても同じ!まずは片付けやすい場所で作業に慣れる!
「片付けが苦手」と思っている方のほとんどが、実はこの手順を知らないだけです。
この片付けステップは片付ける場所・ものが変わっても基本的に同じです。
まずは片付けやすい場所でこのステップを実践し、最後までやり遂げてみてください。
靴箱・洗面所がオススメな理由
- その場所で「使っている」or「使っていない」で、ステップ2の要・不要の区別ができる
- ステップ3の分類が複雑にならず、作業時間が短くて済む
分類が複雑だったり、時間がかかってしまうと途中で挫折する可能性が高くなります
まずはステップを実践し、最後までやり遂げて「できた!」という感動を体験してほしいです。
靴箱、洗面所など毎日使う場所なら効果を実感しやすい!
さらに毎日使う場所であれば片付けた効果が実感しやすいです。
実感したメリット~洗面所編~
- ほしいものがすぐに取り出せて時短&ストレスフリー
- シャンプーや洗剤のストック管理がラク(買い忘れたり、重複して買うことがなくなりました)
- 分類がわかりやすくなり、家族が使用後に元の場所に戻してくれるようになった
実感したメリット~靴箱編~
- 忙しい朝に靴がすぐに取り出せるようになった
- 全ての靴が取り出しやすくなったので、履く靴の種類が増えた(以前は取り出しやすい同じ靴ばかり履いていました)
こういった場所が家の中に一箇所でもできると、「他の場所も片付けたい」というモチベーションアップにも!!
「滞在時間が長いリビングから片付けたい!」←気持ちはわかりますが、最初の片付けにオススメしない3つの理由
理由1:リビングは多目的で利用⇒ものの分類が複雑になりやすい
リビングでしていること
- テレビを見る
- 本を読む
- パソコン作業
- 趣味を楽しむ
- 洗濯物を干す・たたむ、アイロンがけ
- 爪を切る
ほんの一例ですが、リビングは家族と過ごす場所でもあり、趣味を楽しむ場所でもあり、家事をする場所でもあります。
その場所でやっていること(行動)が多いとそれに伴って使うものも多くなります。
ものの数が多いので分類が必須ですが、使う人別、行動別などで分類しようとするとどうしても複雑になります。
理由2:「とりあえず置いておこう」が多い場所
とりあえずで置きがちなもの
- ポストに入っていた郵便物→後で見ようと思って…
- 知り合いから頂いたお土産雑貨→どこかに飾りたいけど、とりあえずリビングに…
家の中に入ってきた時点で、要・不要の判断ができればいいのですが、なかなか難しいです。
とりあえず置きのものが多いリビングは、片付けようとするとまず「要・不要の判断」をするのに時間がかかります。
クローゼットや押入れも各部屋から溢れ出た「要・不要の判断を先送りしたもの」のとりあえず置き場になっていることが多いです。
片付けで一番大変なのがこの要・不要の判断になります。
大変ですが一番大切な作業である理由はこちらに詳しく書いています。
-
実はできていない人が多い!片付けの大事なプロセスとは?
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苦手と感じる人が多い作業なので、最初に片付けるのはこの作業が少ない場所をオススメします!
理由3:家族みんなで使う物が多い⇒家族みんなにとって使いやすい収納環境を作る必要がある
家族みんなで1つのものを使う場合は、収納場所を決める時に工夫が必要です。
家族みんなで使うもの
- お子さんを含め、使う人みんなが取り出せる位置にあるか?
- 家族の性格に合った収納方法になっているか?
うちの夫は片付けが苦手です。
とても面倒くさがりなので、戻すのに手間がかかる収納だと確実に出しっぱなしになります。
「どこに、どんな形で置いてあると使いやすいか?」を家族全員に聞いて決めると失敗がないのですが、これがなかなか大変です。
リビングのものは家族みんなで使う物が多く、片付ける人だけで収納環境を完成させるのが難しい場合がほとんどです
まとめ:家一軒まるごと片付けたい人にこそ、まずは片付けやすい場所で作業に慣れてほしい!
- 洗面所、靴箱のようにそこで行う行動がはっきり決まっている場所は収納するものがわかりやすい
- 洗面所や靴箱は分類が簡単にできるものが多い
リビングやクローゼットをやりたい場合も、まずは簡単なところで作業に慣れておくと取り掛かりやすくなります。
せっかくこの記事を最後まで読んでくださった方には、いきなりラスボスのような場所(リビングやクローゼット)に挑み「やっぱり私にはできない」と途中で挫折してほしくありません。
徐々にレベルアップしていけるようにまずは片付けやすい場所で作業に慣れましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、ごきげんな一日を~♪