その他 整理収納メソッド

実はできていない人が多い!片付けの大事なプロセスとは?

2021年6月26日

こんにちは。

整理収納アドバイザーのmi-naです。

先日、実家のダイニング収納を片付ける母を見ていて、あることに気づきます。

母がやっていた片付け

  1. 収納棚に入っている物を全部出す
  2. グループ分け(文房具、薬など)
  3. グループごとに収納ボックスに入れる
  4. 棚に戻す

この手順だと、整理収納で1番と言っていいほど大事なプロセスが抜けているのです!

今回はこの大事なプロセスを知りたい方と、以下のような方へオススメの記事になっています。

  • 収納スペースが足りないと感じている方
  • 片付けても、すぐに元の状態に戻ってしまう方

今回の記事でわかること

  • 片付けで1番大事なプロセス(←これさえ押さえればリバウンドしません!)
  • 収納スペースにしまうべき物の見つけ方
  • 買い物での失敗が減ったり、物が増えにくくなる効果もある、手放す前のひと工夫

片付けの手順についてはこちらで詳しく解説しています。

さらに詳しく
【片付け苦手さん必見】順番にやれば失敗しない 片付け全6ステップ公開!

はじめまして。 整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。 キッチン、靴箱、クローゼットなど様々な場所がありますが、この6ステップは全ての場所に共通です! 私自身、片付けに順番があるなんて知りま ...

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よかったら合わせて読んでみてください。

一番大事なプロセス(要・不要の区別)が抜けた片付けで起こる、2つの不都合

不都合1:「使っている物」と「使っていない物」がごちゃ混ぜ⇒よく使う物が取り出しにくい

母の片付けで抜けていた一番大事なプロセスとは、要るものと不要なものを分けることです。

問題点

  • 使っている物(=要るもの)
  • 使っていない物(=おそらく不要なもの)

この2つが混ざったまま収納スペースにあるため、使っていない物が邪魔をして、よく使う物が取り出しにくい状態に。

片付けているつもりが、「使ってない物を苦労して収納しようとしていた」ということは、実はよくあることです。

思い出の品などは別にして、よく使う収納スペースには使っている物を、取り出しやすく収納していきます

不都合2:収納スペースが足りなくなる

使っていない物が収納スペースを占拠しているせいで、収納スペースが足りなくなる恐れもあります。

収納スペースを増やそうと、本当は買わずに済むはずだった収納用品を購入し、部屋が狭くなっている方もいらっしゃいます

1番大切な「要・不要の区別」ができなかった理由と解決法

もちろん母も明らかに不要なものは取り除いていました。

なので要・不要の区別が全くできていなかったわけではありません。

では、なぜ使わない物が収納スペースに戻ってしまったのか

今回はその理由と、それを防ぐ方法をご紹介します。

【理由】要・不要の判断はとても難しい。基準がないとムリ!

「私の家、不要なものばかりなんです!」という方は、ほとんどいらっしゃらないと思います。

「要るもの」「要らないもの」で分けようとすると、ほとんどが「要るもの」に分類されてしまいます

よく使う収納スペースに収める物は「使っている物」にしたいので、「使っている物」を簡単に判別するための基準を作ってあげます。

【解決法】「1年以内に使ったかどうか」という基準で分けてみる

分ける基準は「1年以内に使ったか使っていないか

ポイントは「1年以内」というところ。期限を決めることです!

こうすると、分ける作業がとても簡単になります。

片付けの1番最初、棚から全ての物を出す時に、まずこの基準で分けながら出していきます。

文房具、薬などのグループに分けるのはこれよりも後です。まずは1年以内に使ったかどうかだけで分類してください。

要・不要で分けようとすると迷ってしまい、片付けが進みませんが、これならあっと言う間に分けることができます

分けたら「1年以上使っていない物」に注目

2つに分けたら、「1年以上使っていない物」の方に注目します

1年以内に使っている物は、文房具、薬など使いやすように分類して収納スペースに戻せばOKです。

注目すべきは「1年以上使っていない」に分類したものです!

ポイント

1年以上、出番がなかった物なので、恐らく今後も出番はないと思われます。

しかし手放すとなると躊躇してしまう方に、ぜひやっていただきたいのが、1年以上使っていない理由を考える作業です。

「1年以上使っていない理由」を考える3つのメリット

少し時間はかかりますが、ここに時間をかける価値は十分あります!

メリット1:使っていない理由を考えると「今後も使わない」ことが明確に!手放しやすくな

使っていないには、何かしらの理由があるはずです

【例】使っていない理由

  • 新しいものを購入し、古いものは使わなくなった
  • ネットの評判がよくて買ったみたが、使ってみると自分には合わなかった
  • (服、靴など)身につけてみたらイメージと違った 

「この服はデザインに飽きたから、もう着たくない」など、理由は簡単にでOKです

理由を考えてみると、「使わないけれど、壊れていないから」ととっていたような物も手放す決心がつきます。

メリット2:自分にとって使い勝手のいい物、自分の好みがわかる

自分が求めている物がわかれば、次の買い物の時に活かせます。

手放すと決めたものと似たようなデザインの服を買って、失敗することもなくなります

メリット3:買い物に慎重になるので、ものが増えにくくな

自分の好みがわかるようになると、自分にとって必要な物を選ぶ力がつき、最終的に購入するの量が減ります

物が増えにくくなれば、今回のような大掛かりな整理も必要ありません!

1年以上使わなくても困らなかった物⇒基本的には手放してOKなはずだけど…

今後、使いたい物は使いやすく収納し、積極的に使う

もし、持っていること自体を忘れていて、今後は使いたい物があれば、手放さずに残してもOKです。

そういった物は1年以内に使った物と合わせて、使いやすく収納していきます。

収納スペースの奥に眠り、機能していなかった物を、使いやすい状態に蘇らせるイメージで、私は「復活させる」と言っています

ポイント

復活させる物は『いつ使うか』が決まっているものだけ!

「いつか使うもの」は、また他の物に埋もれてしまうので復活させないようにします。

①手放す、②復活のどちらにも当てはまらない「迷うもの」は保留ボックスへ

  1. 手放す(処分する)もの
  2. 復活させて使うもの

このどちらにも入らない「迷うもの」というのが、恐らく出てきます。

これらは保留ボックを作り、入れておきます。

保留ボックスを作ることで「要・不要の判断に迷って、片付けが進まない」を解決できます

【3ステップでできる】保留ボックスの作り方
保留ボックスは1つ、中身を見直す期限を決め、目につく場所で保管

保留ボックスを作る3ステップ

  1. 箱を用意する(適当な大きさのダンボール箱などでOK。箱は必ず1つ
  2. 見直す期限を設定、期限の日付を箱に書いておく(長くても1年後。その時が来たら必ず見直す)
  3. 目立つ場所に置く(目立つところにあれば、箱から出して利用する機会や、中身を見直す機会も増えます)

便利な保留ボックスですが、家の中が保留ボックスだらけにならないようにルールを作ります!

箱は必ず1つにし、目立つ場所で保管。

中身が必要になったら、箱から出して使えるようにしておきます。

箱には期限を書いておき、期限がきたら全ての物を出し、要・不要の区別をして不要なものは手放します

【要注意】保留ボックスに入れがちな物ベスト3

私が考える「保留ボックスに入れがちな物ベスト3」をまとめてみました。

以下のような物を保留ボックスに入れる際には、本当に入れるべきか、よく確認してください。

要確認な物ベスト3

  1. 小さなもの
  2. 高価だったもの
  3. 「いつか使う」「まだ使える」もの

3位の「いつか使う」「まだ使える」ものは、「いつか」が明確でない場合、ほとんどが使われないまま保留ボックスの期限を迎えます

2位の「高価だったもの」は手放しにくい物の代表です。

先程考えた「1年以上使っていない理由」から、今後も使わないのであれば、使ってもらえる方のところへ届く形で手放せると、手放す側も物も幸せです

物の手放し方については、こちらの記事でも詳しく書いています。

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1位の「小さなもの」は箱にたくさん入ってしまうため、つい判断が甘くなりがちです。

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まとめ:難しい要・不要の区別は、基準を作って判断する!

  1. 「1年以内に使ったかどうか」の基準で分けてみることで、収納すべき「使っている物」がすぐに見つかります。
  2. 手放す前に「1年以上使っていない物」に注目しておけば、次回からの買い物にも活かせて、ものが増えにくい効果も!
  3. 保留ボックスを作ると、片付けがスムーズに進みます。ただし、箱は必ず1つ、見直すタイミングを決めるなどルールを守って、ボックスが増えないようにします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

では、ごきげんな一日を♪

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