こんにちは。
整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。
家族と暮らす方で「自分が頑張って片付けても、家族が散らかすから意味がない」と思っている方はいらっしゃいませんか?
片付けても意味がないと感じる
- 子どもがいるから、どうせすぐに散らかる
- 夫が片付けてくれない
せっかく片付けてもその状態が維持できないとなると、片付けるのが億劫になります。
「私はこんなに頑張っているのに!」と家族に対してイライラ、モヤモヤすることも…
結論からお伝えすると、あなたが今やろうとしている片付けは、絶対に無駄になりません。
片付けの効果は、家族にも必ず伝わります。
しかし家族が効果を感じ、片付けに興味を持ってから、さらに行動する(片付け始める)までには時間がかかります。
その間に、イライラしたり、モヤモヤすることが多いのです。
私も同じようなイライラ、モヤモヤを経験しました。
今回の記事では、イライラ・モヤモヤ期を、少しでもラクに早く乗り越える方法をお伝えします。
今回の記事はこんな方にオススメ
- 「家族が片付けてくれない」と悩んでいる方
- 片付けてくれない家族に対してイライラ、モヤモヤしている方
- 自分だけ頑張って片付けても意味がないと思っている方
片付けは「自分をごきげんにするため」と割り切る
まずは自分の物を、自分のために片付ける
まず片付けるのは、自分の物(自分しか使わない物・場所)にします。
自分の物の片付けに集中して、自分だけが片付けの効果を実感する。
これでOKです!
片付けると様々な効果を感じることができます。
片付けて実感
- なんだか時間にゆとりができた
- 掃除がラクになった
- 探しものをしなくなった
自分だけが使う物なら、誰かに散らかされてイライラすることもありません。
片付けステップでも解説していますが、はじめに理想をイメージしてから始めるとより効果を実感できます。
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はじめに理想をイメージするだけ!辛い片付け作業をワクワクに変える方法
こんにちは。整理収納アドバイザーのmi-na(ミーナ)です。 片付けの全6ステップの最初にある「理想のイメージ」。 このステップをやる・やらないで、片付け作業が辛いものになるか、ワクワクするものになる ...
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「家族のため」とか考えなくてOK!むしろ家族の物を勝手に片付けるのはNG
片付けるのは誰のため?
家族のため
自分のため
片付けは「自分のためにしている」と思うことが大切です
家族想いの方に多いのが、「家族が快適に過ごせるように」と家族のために片付けようとしてしまうこと。
気持ちはわかりますが、この想いだけで片付け始めると、
「私はこんなに頑張っているのに」という不満が家族に向かいがちです。
「散らかっている」と思う基準は人それぞれです。
あなたが「なんとかしたい」と思っている状況も、実は家族は全く不満がないということもあります。
そして、一番やってはいけないのが、家族(他人)の物を勝手に片付けることです。
勝手に片付けるのがNGな理由
- 家族が物を見つけられなくなる
- 要らないだろうと処分した物が、物の持ち主にとっては大切な物だった
- 家族の意見を聞かずに片付けた物・場所はすぐにリバウンドする
良かれと思ってやった片付けが、トラブルの元になることも。
特に、物の要・不要の判断は持ち主にしかできません。
収納場所も、使う人にとって最適な場所でないと、すぐに散らかってしまいます。
【その片付け、無駄になりません!】時間はかかるが、家族にも必ず影響する
【家族が片付けに興味を持つ片付けの進め方】自分だけが使う物→自分も家族も使う物へ
片付けの順番
- 自分だけが使う物
- 自分と家族が使う物
自分だけが使う物の片付けが終了したら、次は自分も家族も使っている物・場所へ範囲を拡大していきます。
この時のポイントは「自分も使っている物」ということ。
自分が使っていない物には触れないようにします。
収納場所を決めるには、使っている頻度がとても重要になります。自分が使っていない物は、使用するタイミングや頻度がわからず、勝手に収納場所を決めると、使う人にとって使いにくくなります。
【例】自分も家族も使う物・場所
- リビングにある物(爪切り、文房具など)
- 冷蔵庫の中の食材
- 洗面所や靴箱
自分も使っている物なら、
- よく使う
- あまり使わない
がわかります。
使用頻度の高いものから順に、取り出しやすく収納することもできます。
家族も使う物なら、片付けのメリットが伝わりやすい
- リビングの机の上が、物がなくなってスッキリした
- いつも使う物が取り出しやすくなった
こういった変化は家族も気づきます
今まで散らかった状態に何も思っていなかった家族も、「こっちの方がいいじゃん!」とメリットを感じてくれれば、片付けに興味を持ってくれます。
家族に喜ばれる片付けは「見た目の変化」と「手間数を減らす」
家族に喜ばれる片付け
- 床置きの物や、出しっぱなしの物が減るなど、見た目がスッキリする片付け
- 取り出す手間が少なくなる収納(手前の物を動かさずに取れる、ケースの蓋を開けずに取り出せるなど)
ポイント
- 見た目の変化→その空間で過ごす快適度がアップするので好評。
- 取り出す手間が減る→「便利になった」と感じ、作った収納環境が維持されやすくなる。
わが家で好評だった冷蔵庫トレー
冷蔵庫を片付けて導入した冷蔵庫トレー。
食材が取り出しやすくなったと好評でした
100円ショップで様々なサイズが売られています。
トレーのメリット
- 引き出して取り出せるので、手前の物を動かさなくてよい
- 冷蔵庫の奥行きを最大限に使える
- 瓶詰めの調味料など、細々したものはトレーに入れておけば迷子にならない
便利さを実感し、今までは適当に食材を入れていた旦那も、使用後にトレーに戻してくれるようになりました。
おかげで、冷蔵庫の中をキレイな状態でキープできています。
片付けのメリットを感じると、自然と家族も協力してくれるようになります。片付けやすい仕組みを作ることから始めます!
【これはNG】見た目にこだわりすぎ、取り出す手間がかかる収納
反対にNGなのは見た目にこだわりすぎて、取り出すのが面倒くさい収納です。
【例】面倒くさい収納
中身が見えないフタ付きの箱に入れる
「これくらいならいいだろう」と思わず、まずは出し入れする時の手間が極力かからない収納方法を考えます。
収納の仕方を変えるだけで、出し入れにかかる手間を減らすことができます。
詳しくはこちらで書いています。
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「片付けがめんどくさい」はアクション数の見直しで簡単解決!
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周りが片付くと、片付いていない場所に目がいくようになる
片付けが進み、部屋の中がスッキリしてくると、家族も今までは気にならなかった部分に目がいくようになります。
夫が突然片付け出した
リビングにあるパソコンデスクは夫しか使わないスペース。
もちろん私は片付けません。
リビングが少しずつ片付いてきたある日、突然夫がデスクを片付け始めました。
話を聞くと「自分のデスクが汚いと思った」とのこと
同じデスクの状態でも、リビング全体が散らかっていた時には気にならず、周りが片付くと気になり始めたようです。
【ビックリ!】片付けに全く興味が無かった夫が自ら収納グッズを買ってきた
さらに驚いたのが、今まで片付けに興味がなかった夫が、自ら収納グッズを買ってきたことです。
購入してきたのは、無印良品の木製の小物ケース。
自分のカードや印鑑を整理して入れるために購入してきました。
「これ、仕切りが動かせて便利なんだよねー」と言いながら整理している姿を見て嬉しくなりました。
「便利」「快適」など、メリットを感じると、今まで片付けに興味がなかった家族も片付けはじめます。
その時は必ず来ます!まずは自分が使う物の片付けに徹して待ちましょう。
まとめ:家族がいる人も、片付けはまず自分の物から!
片付けのメリットがわかれば、片付けに興味がない家族も自ら片付け始めます。
まずは、自分の物の片付けに徹してみてください。
- 自分だけが使う物
- 自分と家族が使う物
この順番で片付けると、家族に対してイライラ・モヤモヤすることもありません。
家族が片付けに興味を持ち、自然と片付け始める日はすぐそこです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、ごきげんな1日を~♪